「ちゃんとしないと(プロダクトが)終わるから。」
さっきアメリカ人はテキトーだから
慣れなきゃいけないんだって言ってたじゃん。
言ってること違うし!
って思いながらほくそ笑む。
アメリカと日本は仕事のスタイルも
交渉の進め方もまったく違う。
昨日は1日中商談に動いていました。
シリコンバレーの一帯と
サンフランシスコはIT企業の集積地。
公用語は英語で、白人、黒人、黄色人種、
あらゆる国の人達が集まってきてる。
全員が餅は餅屋でスペシャリスト集団。
UIが得意だとか、デザインが得意だとか。
昔で言う、江戸の城下町というか。
ここの半径60キロほどの範囲に
IT屋が軒を連ねてビジネスをしている。
彼らはリーンスタートアップという
独特の手法で次々と製品をリリースしていく。
そのキモになってるのが「使い回し」だ。
とにかくこちらでは、ツールは
速くリリースすることが求められる。
1番に始めるのと2番に始めるのとでは
その後の差に雲泥の違いがあるからだ。
でも、ゼロからオーダーメードで開発を始め、
お金を貯めて、規模拡大してくのじゃ間に合わない。
そこでこの街では技術と技術の組み合わせ、
というか一部のパーツを見た目だけ変えて
他のサイトに流用したりして使いまわす。
まるで自作PCみたいに、かっこよくデザインした
パソコンの筐体に、間に合わせのCPUやメモリを
次々と換装して別のものに見せるというか。
なので、小さいところから大きいところまで、
たくさんの「パーツ」業者がウヨウヨいる。
小さい所はコワーキングスペース、いわゆる
シェアオフィスみたいのを借りて
朝から晩までコード書いたりしてる。
(サンフランシスコのコワーキングスペース。超オシャレ。周りのオフィスもこんなんばっかり。)
近くにはWordpressやInstagramなどの
かなり有名なIT企業もある。
普通の環境とは違うのが、どこもかしこも
家賃はかなり高いはずなのに、
とてつもなく贅沢にスペースを使って
優雅に仕事をしてるところだ。
ここはハッカー(コードを書く人)にとっては
天国のようなところだな、と思った。
ここで昨日は5社ほど回った。
なんだかこのスピード感と情報の洪水に
目眩がして溺れそうだった。
天気が良い。なれない土地だけど、
この国の清々しい空気に救われる。
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