投資家のCarl Icahn氏がきっかけとなった2015年のeBayとPaypalの分社が2周年を迎えました。
Icahn氏が扇動した「eBayからの独立」は2015年7月17日(金)に正式に完了し、7月20日(月)に公表されました。
Paypalを通じて支払われたGMV(総流通総額)の割合が2015年の水準を下回った場合、Paypalとの5年間の運営協定により、セラーにとってはさほど変化はありません。
eBayは、セラーがリスティングを広告宣伝できる支払方法を制限するAccepted Payments policyにおいて引き続きPaypalを支持しています。
2016年のときにはこんな風に言われていました。
しかし、Wall Street Journalによると、PaypalはApp Storeを含むAppleのシステムに進出し、JPモルガンとの新たなフレネミー契約を発表する予定です。
一部の投資家は、それと同様にPaypalがAmazonとの障壁を解くことをできるという期待を持っているが、それは難しいでしょう。
実際Amazonは、クレジットカード番号と決済フォームを使用しないで、顧客が自身の情報を使って商品代金を支払うAmazon Payという独自の商用支払いサービスを打ち出そうとしています。
最近のTechCrunchの記事によると、Amazonはオンライン小売業者だけをターゲットとしてるのではなく、Amazon Pay Placeというオフライン小売業者向けのサービスも手がけようとしています。
PaypalはAmazonよりも優れていると主張する人もいますが、確かに現在eBayはAmazonに匹敵する存在であり、Icahn氏、そして元CEOのJohn Donahoe氏、創業者で会長のPierre Omidyar氏を含む2014年の取締役会に感謝しなければなりません。
eBayは20日の午後に収益を発表しており、来週ラスベガスで開かれるeBay Openの準備を進めています。
エグゼクティブクラブ編集部
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