13年度経常黒字7899億円で過去最低 所得収支増も貿易赤字拡大


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財務省が12日発表した2013年度の国際収支状況(速報)によると、海外とのモノやサービスなどの総合的な取引状況を示す経常収支は7899億円の黒字だった。黒字額は3年連続で減少し、現行基準で比較可能な1985年以降で過去最低となった。12年度比での減少率は81.3%とこれまでで最も大きい落ち込みとなった。海外から受け取る利子や配当など第1次所得収支は増えたものの、原粗油や液化天然ガス(LNG)など燃料輸入が膨らみ貿易赤字が拡大した。

 貿易収支は輸送の保険料や運賃を含まない国際収支ベースで10兆8642億円の赤字。赤字額は貿易収支について、現行基準で比較可能な96年度以降で最大となった。輸入額は原粗油やLNG、半導体等電子部品などが増え、12年度比19.6%増の80兆6681億円と4年連続で増加し、過去最大。輸出額は12.2%増の69兆8039億円で、3年ぶりの増加に転じた。

 旅行や輸送動向を示すサービス収支は3兆5779億円の赤字。これにより、貿易・サービス収支の赤字額は14兆4422億円で、85年度以降で最大となった。

 一方、第1次所得収支は16兆6596億円の黒字だった。黒字額は12年度比で14.0%増加し、85年度以降で最高となった。円安が進み、企業が海外投資から受け取る利子や配当が増えた。今後は円安一服で燃料輸入のペースが鈍化するなどして貿易赤字が縮小する一方、所得収支の黒字が拡大基調を強めれば経常黒字は再び増加に向かう可能性もある。

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