「鼻くそ味のやつ買ってこうよ。」
USJはかなりの盛況ぶりだった。
パーク内に入ってからも入場制限は続き、
ハリーポッターのエリアに入るのに3時間ほど、
そのエリア内のアトラクションに乗るのに更に3時間。
とりあえずお目当てのバタービールは飲めた。
(バニラシェイクって感じの味だった)
それにしてもこの賑わいはハンパない。
USJってダサいとみんなが言ってた10年前と比べ、
V字回復にハリポタがかなり貢献してる。
かと思えばハリポタエリアに入るまでの間、
スヌーピーの乗り物があったり、キティちゃんが
パーク内を歩いていたりと世界観がよくわからない。
わからないけど、日本人に人気のない
アメコミ映画ばかりのパークよりは全然良い。
以前行った時は、キャラクターにどうやって
近づいたら良いのかよく分からなかったし(笑)
ディズニーと違って、世界観がない分、
「売れるものはなんでも売る」という
姿勢が見え隠れするのがとても面白かった。
2001年に開業したUSJはオープンしてから
すぐに売上は右肩下がりになった。
「100万円の貯金で10億円の買い物をする」
そのくらいお金がない状態でハリーポッターを
手掛けたのは有名な話で、その構想を作ったのが
盛岡さんという方でした。
自分のことを「数字のロボット」という盛岡さんは
カワイイという感覚が理解できない人。
倒産寸前の状態からどうやって復活したかというと、
まず手始めに人気のあるエンタメを片っ端から試して
どんどんイベント化していくということでした。
これを1つ1つ数字で分析したんでしょう。
私ならそうする。
震災後の自粛ムードを変えようとして
キッズフリーという子ども無料企画を打ち出した。
メディア向けに取り上げてらもらえる
プレスリリースを考え続けていくと
プレスから逆算して商品を作ることになる。
これはプレスが得意な人がみんな言ってること。
子ども無料はメディア受けするだろうか?
その費用対効果はいくらになるだろうか?
合うなら、子ども無料のコンセプトを作ろう。
みたいな感じですよね。
ワンピース、ハローキティにトリックアートや
ハロウィーン・ホラー・ナイト。
映画専門パークから、エンターテイメントの
セレクトショップへと転換することを打ち出し、
有望なコンテンツを数字で洗い出して数を打った。
当たりを残して、不発を辞める。
この簡単な繰り返しでこうなったのか。
それは決して寄せ集めではないと思う。
ワクワク、を追求した結果なんだろうなと。
その最後の最後はソフトパワーだと盛岡さんは言ってる。
カワイイっていう感性が最後のひと押しになる。
この考え方って凄く好きです。
ビジネスは将棋を指すのとよく似てる。
幾何学的で、数学的なルールの中で
最後は感性の一手で勝負が決まる。
どちらが欠けてもいけないんだろうなと。
で、不味いよと言われながら買った、
鼻くそ味の百味ビーンズ。
お値段1個1800円。
たっけーよ(°Σ°)
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