エレベーターのボタンを手探りで探して
閉じるボタンを押しながら深くお辞儀をする。
相手も顔を上げていない。
私のお辞儀が見えているだろうか。
完全に扉が閉めきって、顔を上げる。
3時間もぶっ続けで話し込んでしまった。
ゴーストライターってご存じですか?
著者の本を代筆する人ってこと。
この記事はずーっと昔から私が全部書いてるので
一時期だけ別の企画で配信してたメルマガ以外は
全部私1人で書いてます。
ところがこれがまた非常にしんどくて、
正直言うと、1日1本書くのが限界です。
ちなみにさっき確認したら
こんなうっとおしい雑然とした長文が
残ってるだけで2389記事ありました。
一冊の本を書くために必要な文章量は
新書で約8万字、ハードカバーで約10万字。
ここで全てを出し切ってるのに、
これ以上さらにゼロから文章を書くなんて
それはもう、どんだけ頭を振っても
何の言葉も出てきません。
その状態で本業のビジネスのマニュアルを書いたり、
フロー図を書いたり、誰かのマニュアルを添削したり、
この前セールスレターのこと書いたら、
書きたい書きたいといっぱい社内から声が上がったので
テンプレ渡して説明したりで、その間に打ち合わせです。
ビジネス書の著者さんだったら
みなさんマルチタスクなので多くの人がこんな感じ。
おそらく、時間なんて取れるはずもありません。
だから、編集者さんが編集したり、
ゴーストライターさんが取材して
文字に起こしたりするんですよね。
こういう、裏方で支えてくれている人がいないと
良い作品は生まれないと私は思う。
昨年末に世界物販カンファレンスを開催して、
TEDxTokyoのトレーナー(実はかなりの資産家だったかも・・)
に超恐れ多くも無知だったので私達プレゼンターのために
超特別の講演をお願いした時のこと。
科学者がキエーとか言いながら
フラスコみたいな瓶を片手に
走り回ってる映像を私達に見せてくれた。
聴衆はドッカンドッカン笑ってたけど、
TEDトレーナーは確かこう言った。
「科学者が真面目に科学の話しても面白くないしょ。」
ビジネスも同じで、極めれば極めるほど
みんなとの距離がどんどん離れててく。
だからいつだって、まずは知ってもらうこと、
そして興味を持ってもらうことから始めなきゃいけない。
だから、本だって色んな見方で著者を
「イジる」必要があるんじゃないかな。
伝わる本、売れる本を作るのが出版社の使命だから。
むしろ、自分のキャラを何か巨大な組織に
どうぞお好きなようにって任せて名前(責任)だけ
取るという姿勢の方がすごいんじゃないかって思う。
気がついたら3月はほとんど自宅に帰ってなかった。
あさってまでには、帰らなきゃ。
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