200万円を廃棄処分します。


「あの時言われたことが、今更フラッシュバックしてます。」

不良在庫の200万円分を、廃棄処分する決断をしました。
一括買取を打診中ですが、無理ならしょうがないやと。

捨てよう。

保管料を払いながら損切りでダラダラ売り続けるよりも、
全部捨てて再起を図ったほうが再生が早い。

ホリデーシーズンで巻き返しは十分できるし。
積み重ねた損失は看過できない。
なにせ10倍の2000万円なのだから。

「もったいない」という気持ちに駆られて、
小さい数字に囚われてしまうことがある。

ごはん粒は残さず食べなさいと教わって育ってきたし、
靴下も、穴が空くまで履いている。

だけど「木を見て森を見ず」的な発想では
流血は止められない。まずは止血をすることです。

アベノミクスが発動され、円安に転換してから、
ウチの業績は一気に全上昇しました。

ところが、売上が増えると人手が足りず、
深刻なモノ不足にも見舞われることになります。

「今が最大のチャンスなのに売る物がない!」

そんな時どうしても判断基準は甘くなります。
採用は買い手市場だし、仕入価格は高騰しつつある。

という状況のまま規模を拡大するとどうなるかというと、
単純な話、利益率が低下します。

人が増えて売上が伸び、賑やかになったように見えて、
無駄なコストがあらゆるところに増えてくるんです。

リサーチはリサーチ部隊に、仕入れは仕入れ部隊に、
販売は販売部隊に任せてた私は説得される側でした。

セオリー通りに学び結果を出してきた彼らは、
私の最終承認を経てビジネスを実行に移します。

ずっと以前に「きっとそこまで言うなら出来るだろう」
と、任せきりにしてて失敗したことがあるので、
頑固だと言われようが、絶対に自分が納得しないかぎり
いいよ、とは言わないようにしていました。

でも、自信をつけてきた彼らが結果を出し、
私の教えたことを自己流にアレンジして成功し、
「これは将来を見据えての実験です!」と言われれば、
利益が出ている以上、断ることはできません。

最終赤字にならなければいいやと考えました。

オッケーが出たら、優秀なスタッフ達が、
どんどん仕入れどんどん販売しどんどん売上を伸ばします。
なんとなく違和感を感じながらも見守るだけでした。

時間を少し戻しましょう。

1つの事業で売上が2億を超えてくると、
異次元の世界に突入していきます。

今までなんとなく右腕として教え込んでいた人が、
阿吽の呼吸で仕事をしてくれるようになります。

優秀な人材に仕事が集まるのは世の常で、
アップアップするので部下をつけることになります。
ここで初めて予算という概念が生まれるようになります。

そうすると自動的に位を上げないと、となります。
リーダーやマネージャーというポジションが自然と生まれます。
ここで初めて組織図という概念が生まれることになります。

ここで大事なのは、給与を上げる必要があるということ。
責任ある立場になって部下を持つようになって
給与がそのまんまだと、恨みを持って辞めてしまいます。

行く先は、同業他社です。
これほど痛い打撃はありません。

右腕を失うと急速に事業は失速します。
ヘタすれば沈没レベルまで行きます。
企業は人なり、を肌で感じるのもこの頃です。

ざまあ、と言われればそれまでだけど、
本能寺の変で焼き討ちに遭う織田信長の気持ちです。

ただ明智光秀もその後、非業の死を遂げるので、
お互いにとって良いことは1つもありません。

しょーもない法的措置のため、
弁護士さんとかに顧問料払うことになります。

それがイヤだったので、法的処置は極力取らず、
新規事業を私は次々と立ち上げました。
ゼロイチは得意なので、偶然上手く行きました。

自分でコントロールできる範囲の
小さなビジネスなら、まあ何個でも作れます。

ただ正直ずっと、人を定着させるのは苦手でした。
私に問題があったのでしょう。
問題があるかぎり、作ったものはすぐ失います。

人の給与が上がるということは、
自分の給与が下がるということです。

押し上げられる形で社長とか会長とか呼ばれますが、
収入は減って、なんのこっちゃ名誉職。

そうやって、どんどん自分の取り分は減っていきます。
1人でやってた方がよっぽど良かったと思うのもこの頃です。

確かに損失は出たかもしれません。
心配の声もたくさんいただきました。

でも。

器が広がったことを強く今、感じています。

売上が大きいということは、
それだけの規模で事業を回せる
仕組みを持っているということ。

小さなミスは、ごめんなさいで済みます。

しかし事業の消滅や多額の借金を抱えるような
大きな損失を抱えるような出来事が起こった時。

あなたならどうしますか?

実は、謝ろうと思っても謝罪の言葉が出ないんです。
責任を取らされると思えば当然のことですね。

謝りましたね?じゃあここにハンコついてください。
とか言われることを考えたら脂汗しか出ないよ。

本物の謝罪には覚悟が伴います。
私自身はそういう経験が何度もありました。

だから今回

「あれは失敗だった」
「責任を感じている」

という言葉が自然と周囲から出た時、
私はただただ、嬉しかった。

いろんな事があったけど、
あの時の私の苦言を思い出してくれた人。
成功して失敗して、古傷を持った人。

家庭を犠牲にしてビジネスに邁進して、
仕事も家庭も両立させようと心の底から思った人。
この「両立」という言葉も深い意味があります。

仕事が忙しい時に限って家族サービスを頑張りだしたり、
子どもが生まれたばかりなのに無理して稼ごうと躍起になる。

それは、ただ逃げてるだけで両立とは言えません。
大切なのは、1つ1つに決着をつけてから次へ行くこと。

「両立」とは仕事を頑張った、次は家庭を大事にしよう。
そういう、ケジメのことを指します。
それは時に1年ごと、2年ごとのタームだったりします。

人間をコストと考えると、とてつもなく高いです。
それこそ何人か雇えば数千万円ぐらい、すぐ飛びます。
だから、別に金額的なことは大した問題じゃありません。

そんな中で、10年付き合える同志が育ち、
言いたいこと、言いづらいことも言える関係になり、
お金じゃない部分でも結びつきが強くなれば・・。

そう、大家族みたいな関係になれれば。

その大きな器に入るビジネスが、
また向こう側からやってくるということです。

それが完成したかと言えば、
ただただ今回は、入口を垣間見ただけ。

いま、まだ私は社会のお役に立てるほど、
残念ながら大きな器を持ち合わせていません。

広げた器を小さくして小さな男になります。
代わりに収益は好転するはずです。

そしたら、この先がとっても楽しみになってきて。

きっとこの先もっと良くなると、
今は確信してるんです。

lsidugs


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エグゼクティブクラブ代表の吉田です。 エグゼクティブクラブは9年に及ぶ実績を元に多数の成功者を輩出し、 14,000件以上に及ぶメール相談実績、2,700有余名以上の歴代会員サポート実績、 マニュアル・コンテンツ総数3300ページ以上、10名以上の講師陣によるサポート体制、 業界最大級の海外販売・個人輸出の会として、 あなたに的確なアドバイスをさせていただきます。

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