問題が発生した時って、
それだけを潰せばいいってもんでもなくて。
そこだけ穴埋めをしても、
また同じような問題に遭遇することがあります。
根本解決することが必要ですね。
いま、起こってる問題だけを
シラミつぶしにやってたんですけど、
そもそも「なぜそうなったのか」を
考えなきゃいけない局面もやってきます。
USJに言ってから読んでる本があります。
USJのジェットコースターは
なぜ後ろ向きに走ったのか
USJの最高マーケティング責任者の
盛岡さんという方が書いた本ですけど、
問題解決の方法が非常にユニークだなと。
USJというテーマパークが10週年を迎えた時に
震災があって、一時期来客数が激減。
3段ロケットの1段目で大コケしそうな時に、
彼が考えたのはその場しのぎの
打開策ではありませんでした。
彼がいつも行っているのは
「解決策を発想するための必要条件」を
書き出すことだそうです。
やみくもにアイディアを出すだけじゃなくて、
必要条件にそってみんなで考えれば
目的の答えに辿りやすくなる。
この必要条件を洗い出すのに
彼は一番時間をかけているんですね。
例えばUSJにファミリー層が来ないという
課題を解決するために考えた必要条件は4つ。
1.「小さな子供連れは楽しめない」という
消費者の認識を覆すものでなくてはならない。
2.実際に数割増えるであろう集客に
十分な収容キャパがなくてはならない。
3.設備投資資金の予算内で実現できる
アイデアでなければならない。
4.既存資産とのプラスの相乗効果で
経営効率を高めるアイデアであれば尚良い。
実際に解決の具体案を考え始めたのは
この必要条件を明確にしてからだそうです。
あなたも何かモヤモヤしたことがあったら、
必要条件を紙に書き出すことから始めてみましょう。
それより、V字回復の立役者は
彼を採用し、任せたCEOであることは
あまり知られていません。
すごい人は世の中たくさんいるけれど、
劇的な発想というのは中々思い浮かびませんね。
私も毎日、頭を抱えています(笑)
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