給与.jpのビジネスニュース第47号


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おはようございます。給与.jpです。
前回より続いているノンフィクションドラマ。
第3話は固定残業についてフォーカスしています。
第4話目以降もお楽しみに!

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第3話 ~固定残業のひみつ~
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「・・・うん、うん。まぁ・田さんの件もあったしなあ。それで行こうか。」

取締役がなにやらヒソヒソと小声で話している。

うちの会社の上層部は従業員数が1,000名を超える規模の会社だと言うのに

こうやって全国の拠点に散らばりながら、役員室や秘書も持たずに事務所の現場

に机を置いて目を光らせている。

確かに現場が見えるのはいいことかもしれないが、こういった極秘情報も同時に

僕ら社員にも丸聞こえだ。

別に聞いたってどうとでもなることじゃないし、ヒソヒソ声でしゃべるくらいな

ら会議室ででもやってくれ!と思う。

そしたら、翌日会議室に呼ばれた。

全国の拠点をオンラインで結ぶテレビ会議だ。

大きなスクリーンに全国の幹部と外回り部員のメンツが投影される。

ひときわ目立つやや大きめの画面に、執行役員の芦田の上半身が映し出される。

神奈川の拠点は5分ほど遅れたため、

画面を立ち上げたときにはすでに全国のメンバーはそれぞれ退屈そうに

私の到着を待っていた。

「遅れてすみません」

短く、言葉を選んでお詫びをした。

芦田は両本社制を取っている登記上の本当の本社、大阪の人間だ。

仕事はできないクセに、時間にはとてもうるさい。

僕も一緒に仕事をしたことがあるため、その性格についてはよく知っている。

なのに、芦田は私のお詫びの言葉にゴキゲンな答えを返してきた。

「いや、えーよえーよ。ほんなら始めますかー」

・・・何かある。

こう思って寒気がした。

「実はみんなにお知らをしなければならないことがあります。」

関西訛りの、抜けめのない言葉遣いで、芦田は次の言葉を続けた。

「今までみなさんには残業代がついていなかったと思います。

そこで、これからはみなさんの頑張りに応じて残業代をつけることにしました。

基本的には今までとまったく変わりません。

ただし月間の残業時間が45時間を超えた場合は、

それ以降の分を残業代として支払うことになります」※

はあ・・・?

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(※)クライアントからの質問事例
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Q.固定残業について教えてください。

定義:基本給や諸手当の中に残業代を含んで計算する給与体系のこと。

1.法的には最低賃金を超えていなければ問題がないとされる。

2.会社に対して調査、指導が入った場合の役所の見解は真っ二つに分かれる

    ・もともとあった給料に、さらに上乗せして固定残業手当を設けるべき

    ・実態に合わせ、もともとの給料に残業代が含まれていると解釈すべき

本文の事例は「2.」を選択されていますね。

もちろん新しい雇用契約書を結んでしまえば今後

従業員側は何も文句が言えません。

今までの給料に残業代が突然含まれてしまうのですから、

これは明らかな賃下げですね^^;


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