宇宙語をしゃべる息子の話し。


ジブリ映画「魔女の宅急便」で心に残っている言葉があります。

キキが空をうまく飛べなくなったとき、

絵描きのところに行って相談した時のこと。

「魔法も絵も似てるんだね。私も よく描けなくなるよ。」

そういうときはどうするの?

「そういう時はジタバタするしかないよ。描いて 描いて 描きまくる。」

それでも飛べなかったら?

「描くのをやめる。散歩したり 景色を見たり…

 昼寝したり 何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」

今日はたまたま実家に寄って、本当に久しぶりに父と話しをしました。

父は、私が物心ついたころから自営業を営んでいて、今でも現役です。

良い時もあれば悪い時もあった。

私が中学生までは羽振りも良くて色々なところに

旅行で連れて行ってもらいましたが、高校を卒業するころには

景気が悪くなって大変な時もあったようです。

30年も事業を続けるというのは、並大抵のことではないと

今になってはそう思います。

私の父は機械設計業というちょっと変わった業種なのですが、

例えばネジ1本間違えただけ、支柱1本チェック漏れがあっただけで

モノが完成しないビジネス。やりがいはあるけれど神経も使います。

仕事がうまく行かなかった時、自信を失った時に

じゃあどうやって巻き返しを図るのかって聞いてみたら

父は即座にこう答えました。

「仕事の借りは、仕事で返すしかないよ。わっはっは。」

何かにつまづいた時、うまく行かなかった時。

気晴らしに外に行ったり、運動をしても気が晴れるものではないし、

結局、今モヤモヤしていることに決着をつけなければ始まらない。

だから、そのモヤモヤの根底にあるのが仕事だとするなら、

それは仕事で返すしかないってこと。

その後は、そういえば私が小さいころは大きな仕事を終えたら

2週間ぐらい旅行に行ったりしてリフレッシュをしていました。

描くのをやめて、何もしない。

そのうちに急に描きたくなるんだよ。

最後に、60歳をとうに超えた父がおもむろに私に向かってこう言いました。

「オークションにチャレンジしてみたいんだよなあ!」

げげげ・・。

私が海外販売始めたばっかりの頃は息子が宇宙語しゃべった!

みたいな怪訝な反応示してたのに。

時代は確実に変わりつつあるようです。


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