エスプレッソ


一番。サラリーマン時代。

忙しい東京の朝、エキナカのこれまた忙しい喫茶店で。

私は苦いエスプレッソを喉の奥に流し込み、

私は仕事に出かける。

店主「それは正しくない飲み方ですよ」

彼はそう言った。

居酒屋なのに、エスプレッソが置いてある。

とっても雰囲気のある良いお店なので、

私「(そうそう、シメにコーヒーが飲みたい日もあるよね)」

そう思ってエスプレッソを頼んでみた。

メニュー表には、エスプレッソしかない。

私「じゃあ、エスプレッソ。」

そういうと、店主は嬉しそうに手際よく自慢のエスプレッソマシンを操作して、

小さなカップに注ぎ込み、小さなチョコレートを付けて出してくれた。

店主の見守る中、ヒトクチ飲んでみた。甘い。

私「あれ?甘いですね。」

店主「欧米では当たり前ですよ。」

へええ。そういえば、この前会ったフランス人も、

コーヒーが苦いなんて信じられないって言ってたなあ。

店主曰く、あちらでは、苦いエスプレッソというのは

砂糖の入っていないケーキみたいなもんなんだそうだ。

本当のエスプレッソを淹れたくって、欧米で60数店舗回って

本物のエスプレッソをたくさん飲んだそうです。

私「フランス語、英語、ドイツ語とか。しゃべれるんですか?」

店主「いやー、タクシープリーズぐらいのもんですよ。」

あなたもなんとかなったでしょ?

そう言われて、納得。

向こうは、日本人だと分かれば取りっぱぐれないと思って

ちゃんと接遇してくれますよ。

だから、せっかく円高なんだしどんどん海外に行った方がいいよ。

面白い出会いや、本物を知るチャンスだよ。

そう、彼は教えてくれました。

日本と違って、コーヒーや砂糖がたくさん取れる国があるから。

そんなところはキロ単位で豆が売ってて、それはもうたくさんの

砂糖を入れて飲むんだそうだ。

店主「各国のスタバに行ってみなさいよ。全然味違うから。」

そういうのも面白そうだ。

海外のお客様がいるから、出かける理由もある。

仕事で旅行もできたら、一石二鳥。

そうだなあ、仕事の合間にエスプレッソでも飲み比べてみるか!

そんことができたら、幸せかも☆


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