こんな会社、潰れちゃえばいいのにな。


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「こんな会社、潰れちゃえばいいのにな。」

バカな私は、そんなことを考えていたことがあります。

2006年のことでした。

潰れてしまえばよいと思ったのは、私が前勤めていた会社。

設立40年、全国に4万7千社のクライアント企業を抱える、

業界ではトップクラスの会社でした。

そして、私はエグゼクティブクラブを2007年に設立しました。

今年で5年目を迎えます。

今ではセミナーを一度開けば、たくさんの人が集まるようになり、

会場はいつも満員です。しかし設立当初のことを知ってる人は

どのくらいいるでしょうか。

最初に開いたセミナーには、3人しか来ませんでした。

貸し会議室を借りてセミナー資料を作って徹夜をして、

それでも来てくれた人はたった3人。

私は肩を落としました。

当然のことながらセミナーは大赤字。

虎の子のノウハウを公開して、正直苦々しい想い。

なんでこんなことやってるんだろうって、悩んだ時期もあります。

それでも3人来てくれた。私のために・・。

だから私はセミナーを行いました。

全力を尽くしました。

当時は会員さんも2人とかそのくらい。

毎日メールの返事をして、こちらからも積極的にメールをしました。

「最近どうですか?」って。本当に手取り足取り、二人三脚です。

その時から毎月何かのイベントをしようと心に決め、

マニュアルの改訂や動画セミナーなどのイベントを毎月行いました。

これは現在に至るまで、1度も忘れたことがありません。

だから毎月月末になると、自分の出品や発送に加えてメール対応と

何かしらのイベントがプラスアルファされてしまって、

ずっと月末はバタバタしていました。

何を置いてでも、会員さんのメールが先。

海外のお客様のメールには真剣に耳を傾ける。

メールの返事は必ず返すこと。

それが立ち行かなくなったのは、昨年のこと。

このビジネスを私の生涯のビジネスにしようと決めて、

どんなに儲からなくても、どんなに面倒くさくても、

途中で辞めようとはしませんでした。

常に改善し続けることで、道は拓ける。

そうやって今までやってきたおかげで、

60ページだったマニュアルは現在600ページに。

メールの回答件数は10000件を超えて、会員数は増え、

圧倒的な集団のパワーを感じるようになりました。

私にはそんなことはどうでも良くって、

あなたというただ一人が成功するために一体何ができるんだって

ずっとそれを考えていただけです。

> 長い間お世話になりました。
> 輸出の世界を教えてくれた吉田さんに感謝しています。
> ただ、最近の吉田さんは、少しおかしいかな?と思うところが
> ございます。

「昔は良かったのになあ、お宅も大きくなったわねえ。」

当時勤めていた会社のクライアントに言われた言葉です。

クライアントと言っても、ほとんどが小さなコンビニや町工場。

経理担当の奥様は昭和60年からのクライアントさん。

奥様「昔は近くに来たと言ってしょっちゅう寄ってきてくれたのに、

 最近は用事があるときしか来てくれないのね。」

そんな言葉を聞く度に辛くなって、でも次のアポが待ってる。

3カ月で担当替えになるし、これじゃあハッキリ言って

クライアントさんも嫌になって辞めちゃうよ。

若かった私は、それを報告書にそのまま上げたら

当時の上司の市川に、即座に「書き直せ!」と怒鳴られました。

上司「バーカ。あのなあ、どこか別の先生にお願いしたって

 その人がいなくなっちゃったりしたらだれも責任持てないでしょ。

 ウチは誰が行っても同じサービスを提供できる強みがあるじゃん。

 いっつも言ってんじゃん。もっぺん行って説明して来い!」

私(こんな会社、潰れちゃえばいいのにな。)

渋々ながら再訪問、状況を説明して報告書を真っ白に修正液で消し、

営業車の中で書き直す。紙が、ガビガビになる。

1人のクライアントを守りたいだけなのに、

大勢のクライアントを相手にしなければならない現状。

まさかこのレベルに私が到達するとは夢にも思いませんでした。

しかし当会には圧倒的な実績と、この業界では長い経験がある。

少なくともあなたが成果を出しやすい環境を用意できるのだけは確かです。

更にメンバーズサポートのみなさんが私がやってきたように

丁寧に調べてお返事してくれています。

その体制が整っているから、私が出張していたり、

他のノウハウを構築している間も

あなたを必要以上にお待たせする必要がないんです。

反面、私自身があなたに直接お返事をすることは少なくなりました。

それがために私に不満を持つ方も、多く出てきたことでしょう。

さらに、プロジェクト単位での案件も発生しています。

海外販売のプレーヤーでありプロ・コンサルティング集団となるべく

活躍する人材を育成する「精鋭エリート」です。

コンセプトが変われば、以前の人は離れていきます。

数々の成功を収めながらも、1人のケアを怠る私は常に無力で、

この月末月初になると今でも心が不安定になります。

今月もたくさんの人が私の元から離れ、そして新しいコンセプトに

共感してくれた、たくさんの人が集まってきてくれています。

喘ぐように成長する、エグゼクティブクラブ。

その渦中にあって、私は「日本から世界へ」羽ばたく日本人を

輩出する目的から逸脱していないだろうか。

曇りなき眼で見定め、決める

映画「もののけ姫」で主人公アシタカが言うセリフ。

私はそんなに、素晴らしい人間じゃない。

ただ、何かを捨てて、何かを得ただけ。

だめだ


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