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OWNDAYSとJVしてたかも


あれ・・、雪だ。
え、雪?

私の会社の隣町、鯖江。
国内シェア96%を誇るメガネの聖地。

県内では数年ぶりの豪雪で、
辺り一帯は吹雪でよく見渡せない。

電車もバスもほとんど無いこの地域で
徒歩で歩き回るなんて無謀ですよ。

そう言って私は1日運転手を
引き受けることにした。

そして・・

あれ・・、銀行。
え、銀行さんがなぜウチに?

本社のオフィスに銀行さんが来てる。
私は図面を見ながらビミョウな顔をしてる。

県内でシンガポール法人を持ってる企業に
物販の店舗を出すのに区画をシェアできる
会社を探しているということだった。

サマセット、と言っていた。
一等地だ。補助金が出ますよと。

そんな場面がフラッシュバックした。
ここはオーチャードのジム。

私が肉体改造のために毎日通ってるジム。
最初のうちは完全に運動不足で、
棒切れを持ち上げるだけで翌日熱が出るぐらい
しんどかったのに、今は随分と慣れてきた。

私を誘ってくれた友人が隣で
一緒に鍛え方をレクチャーしてくれてる。

お互いやり方は違うけど、10年間
荒波を乗り越えて海外移住した戦友。

その根性たるや凄まじく、
毎日「壊れるまで」体をイジメ抜いていた。

私にはそこまでできない。

彼の最後の追い込み方に10年間の
起業家の経験が滲み出てる。

ツイていけない。
いつも私は重量をワンランク落とす。
自分に勝てればそれでいいから。

「吉田さん、オンデーズ読んだんですか?」

ふとそう尋ねられて私は答えた。

「うんまあ。まだ途中だけど面白いよね。
 でも私は債務超過の会社なんて買わないなあ。
 今日読んだトコでシンガポールにも
 進出してるって書いてあったから行こうかなと。」

彼は、それ知ってるよ。という顔をした。

「いきなり4店舗出しましたからね。
 有名でしたよこっちでも。ちなみに
 僕らの知り合いが関わってたんですよ。」

「は?どゆこと?」

「いやほら、会社作った時に・・」

あ。。!そういうことか。

それで一気に、寒い雪の日に
記憶がフラッシュバックしたのでした。

シンガポールは世界一物価が高い先進国ながら、
「残念」なところが多い国でもある。

マリーナベイサンズはエレベーターに
乗るとカラカラと音を立てながら登るし、
屋上のプールの水も冷たい。

高温多湿で周りを海に囲まれた熱帯地方なので、
建物も劣化が早く、外国人労働者を使うので
どうも作りが雑なところが多い。

几帳面な日本人から見ると、
もうちょっとこうした方が良いのに、
と気づくことも多い半面、
いざ自分で立ち上げてみると、
習慣や考え方の違いから
人材をコントロールするのが難しい。

あとは家賃がめちゃくちゃ高いので、
結果を出すまでのんびりするヒマも無く、
ガラガラのまま立ち退きさせられる
店舗も多いのが特徴だ。

しかもビザを取るのも相当難しいので
私の妹もネイルサロンをオープンしたけど
数年で撤退してしまうことになる。

そんな中でメガネ屋を出すという
シンガポールの永住権を持つ知人が現れた。

それで鯖江のメーカーを視察したいと言われた。
近くに来るなら泊めてあげますよと言ったけど、
そうか、オンデーズの成功を見たからなのか。

私から見ると眼鏡は斜陽産業にしか見えず、
街も、朽ち果てておじいちゃんが個人事業で
細々ととやってるイメージしか持てなかった。

この街は日本で一番社長が多い県だけど、
実体は下請けや、一人親方が多いということで、
つまるところ外注さんがたくさんいるだけ。

そのうち中国にヤラれちゃうよと、
地元民の私は今更感が募ってたのです。

その時を同じくして
地銀の担当者がやってきました。

ウチは無借金経営なので、銀行さんが
本社を訪れるなんてことがほとんどない。

窓口で定期預金を勧められることはあるけど、
定期も住宅ローンも組んだことがないので、
銀行さんがの言葉は全然ピンと来なかった。

「一等地なんですよ、すごく良い場所で。」

確かにサマセットはシンガポールの中心地。
いまではドンキホーテやユニクロも店舗を
あそこに構えていて、すごく人通りの多い場所だった。

「もし、お店を出すなら紹介しますよ。」

聞いてみるだけ、といった押すも
引くもしない感じのやり取りに、
私はビミョウな顔をしてお茶を濁した。

私が読んだオンデーズの物語によると、
シンガポールで1店舗目が当たったので、
2店舗目を出そうと画策してたタイミング。

一等地は取り合いなので紹介でもない限り
オファーが来ないと困っていた様子。
しかも当時のオンデーズは債務超過で
翌月にも資金ショートしそうなギリギリの状況。

私はというとメガネはファストフード化してて
中国産で十分なのでお店出してもお金溶かすだけ、
補助金目当てで出しても売上がなきゃ
いずれ終わってしまうじゃんと思ってた。

というのも、日本の工芸品を世界に売ろうと
頑張った時期があって、全然売れんかったとゆー
辛い時期が過去に私にあったのです。

だから、売れるもん売ろうというスタンスを
当時私は貫いていたのでした。

だけど、私が興味を示していれば、
オンデーズさんに会ってたかもしれない。
そう考えると、なんだか繋がってるもんだなと。

にしても。

成功させるという強い気持ち。
そして後がないという焦燥感。

そういう「生きるか死ぬか」の戦いだったから
この場所で勝てたんだと私は思う。
ボケっとしてたら一瞬でお金溶けるから。

オンデーズを模倣した会社は消えてったけど、
彼らと同じぐらい命懸けだったら?

あるいはチャンスが
あったのかもしれない。
私にも。

追い込めば追い込むほど指揮は上がる。
それは限界まで引っ張ったゴムみたいなもん。

ただし。この物語を読んだ数日後に
私と同い年の起業家がCEOを辞任したことを知った。

とてつもなくデッカイことをやった
直後だっただけに、私は動揺した。

攻めたい気持ちと守りたい気持ちが同居してる。
何も考えずに、今やれることやろう。

全力で。


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エグゼクティブクラブ代表の吉田です。 エグゼクティブクラブは9年に及ぶ実績を元に多数の成功者を輩出し、 14,000件以上に及ぶメール相談実績、2,700有余名以上の歴代会員サポート実績、 マニュアル・コンテンツ総数3300ページ以上、10名以上の講師陣によるサポート体制、 業界最大級の海外販売・個人輸出の会として、 あなたに的確なアドバイスをさせていただきます。
1年 ago by in ビジネスマインド. You can follow any responses to this entry through the | RSS feed. You can leave a response, or trackback from your own site.

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