富士フィルムはなぜ化粧品事業を始めたのか?


140709

ビジネスは横に展開するものと
縦に展開するものの2パターンがあります。

正念場においては真の経営者としての
手腕を問われることが多々あります。

本業消失の危機。

富士フィルムの場合は急速なデジタル化の
進展により、たった10年でカラーフィルムの
需要は10年間で10分の1まで減少しました。

それはトヨタ自動車にとっては自動車がなくなる、
製鉄会社にとっては鉄が無くなるのと同じこと。

そこで事業の構造を大きく転換して
写真フィルムに変わる収益の柱を育てました。

例えば現在の富士フィルムはデジタルカメラや
オフィスプリンターの他にも
化粧品やサプリメント、医薬品という
ユニークな分野の事業があります。

なぜ、写真フィルムの会社が
化粧品なんかを作れるのか?

写真フィルムっていうのは化学合成の技術や
薄い膜を均一にムラ無く作る技術が必要なので
存在する会社が非常に少ないんです。

写真フィルムという製品にこだわることに
着目するのではなく、基盤となっている
「均一にムラ無く作る技術」から
ゼロベースで物事を考えた結果です。

さらに言うと、写真フィルムの主原料は
肌と同じコラーゲンなんですよね。
なので、コラーゲンに関する幅広い知識を持っていました。

写真の色あせと肌の老化は両方とも
酸化が原因で起きているんですよね。

この共通点を見つけ出し「抗酸化技術」を
写真フィルムから化粧品に活用した。

これが横に展開する場合のイメージです。

出来上がったものは全然違うけれど、
根幹で何かに繋がっているという
非常に良い事例ですね。

売上が伸び悩んでくる時って
誰でも良い気持ちがするものではないです。

例えば私の場合は多言語対応と国際配送の
ノウハウを持っているので、このリソースを
活かして構造転換することがあります。

この瞬間に刮目してトライできるかどうか。
事業の多角化をどう考えるか。

反対を押し切り、自己中と言われようが、
何と言われようがやり切るというということです。

これを突き通す経営者の頭の中は
とてもシンプルに出来ています。

彼はこう考えて改革をしたことでしょう。

「だって儲んないんだもん!」

そんなもんです。


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エグゼクティブクラブ代表の吉田です。 エグゼクティブクラブは9年に及ぶ実績を元に多数の成功者を輩出し、 14,000件以上に及ぶメール相談実績、2,700有余名以上の歴代会員サポート実績、 マニュアル・コンテンツ総数3300ページ以上、10名以上の講師陣によるサポート体制、 業界最大級の海外販売・個人輸出の会として、 あなたに的確なアドバイスをさせていただきます。

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